木村拓也コーチ、ありがとう。

高校3年生の時、
野球部に入部してきた新入生を見て、
『こいつら甲子園の顔しちょうばい』
僕らは、そんな冗談を言っていた。
その2年後。
彼らが3年生になった夏、
ホントに彼らは、宮崎代表として
夏の甲子園に出場した。
そのベンチの中に、一年生の木村拓也はいた。
ほとんど面識はなかったものの
彼は母校の誇りだった。
人間的にも素晴らしい人だ
と誰もが言っていた。
なぜ、惜しい人ほど早く逝く?
さらに、まだ1ヶ月もたたない最近のこと。
中学時代、僕とバッテリーを組んでいた友人が死んだ。
癌だったらしい。
僕の周りで、野球仲間が相次いで2人亡くなった。
人の寿命ってなんでしょう?
高校時代、自分の命はあと20年。
そんなことを2人が思ったとは考えられない。
誰もが自分の命は永遠にあるような錯覚を持っている。
身近な2人の訃報を聞いたからって、
僕はどうすることもできない。
人の命は、天のみが知る。
怖いことだけど、精一杯天命を生きるしかないよね。
2人について僕はこう思った。
たぶん、今生でやろうと思っていた学びは
全てやり終えたのだろうと。
それしか答えは見つからない。
でも、
残された人のことを考えると、
胸が締め付けられる。
(2人とも奥さん、子供、親がいた)
でも、僕は2人に贈りたい。
あなたたちと共に同じ時代を
生きれて良かったです。
ありがとう。
そして、ご苦労さま。

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