見えざるシナリオ②

バスで「ゴア」に着いてから、
リキシャで移動したり、
橋のない川を舟で渡ったりしながら、
ビーチを転々としながら、
賑やかしいビーチより静かな奥地を目指した。
結局僕らは、
忠告されていた危険地帯、
最果ての地「アランボービーチ」
に辿り着いていた。(笑)
その場所は、他のビーチとは違い
ホントに人影は少なく、
見つけた宿は、1泊1部屋100円なり。
トイレとシャワーは共同。
もちろんお湯は出ない。
おまけに夜は、水切れでシャワーが
止まることしょっちゅう。
薄暗い電球があるだけの部屋だったので、
夜はすぐ寝ることにした。
目の前が、ビーチだったので、
一日中、波と戯れていた。
1km四方誰もいなくて、
ビーチ貸切状態だったので、
素っ裸で泳いでいたりした。(笑)
そんなある日。
ビーチの屋台で、
アキードとナビーンちゃんにバッタリ遭遇。

まさに夕暮れのこんな時刻、風景だった。
その時は、
久しぶりの焼き魚と
キングフィッシャー・ビールで、乾杯している時だったので、よく覚えている。(笑)
彼らとは、プーナにあるコミューンで、
時々顔を合わせる程度で、
それほど会話もしたこともなかった。
しかもここは、最果ての地。
なぜ、こんなところに2人が・・・・?
「え~???[#IMAGE|S5#] なぜ、こんなところに・・・?」
この出逢いは、
数年後から始まる
ご縁のエピローグになろうとは、
この時、知るよしもなかった。
あの時から4年後、
アキードは、宮崎に引っ越してきた。
さらに、その1年後、
ナビーンちゃんも、宮崎に引っ越してきた。
僕らの知らないところで、
何らかの計画が動き始めようとしていた。
(つづく)

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