病院へ行く

それは、我が家では事件だった。
「明日、病院へ行こうと思ってる。」
僕のその言葉に、スッキーも娘も目が点になっている。
『はぁ~~~?』
この疑問符は、”何寝言、言ってんの?”と
2人の眼差しは、軽蔑に近いものがあった。
それもそのはず。
僕は、娘の体調がいかに悪かろうが、
スッキーが高熱でうなされようが、
病院へ連れて行くことなどないから。
しかし、それは、
意地悪をしているわけでも、
頑固オヤジを気取っているからでもない。
僕なりの哲学があるから。
それは、
昔は、病院なんかなかった。
大概の病気は、いつの間にか治ってる。
人間そんなにヤワじゃない。
そう思っているから。(笑)
そんな僕が、「病院へ行く」って言ったもんだから、
さあ、大変。
僕なりのへ理屈なんか通るはずもなかった。(爆)
結局、僕は逆切れし、
「この僕が、病院へ行こうとしてるんだから、
ただごとじゃないっことくらい分かるだろ?
あ~分かったよ。病院なんか行かね~よ。」
2人のひどい仕返しに、
一人ふて腐れ、翌日、病院へは行かなかった。
しかし、その次の日。
僕は、病院へ行った。(爆)[#IMAGE|S3#] つづく・・・

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