たまごっち

流行とは何ぞや。
流行にとんと縁のなかった、常に逆行していた家族が、
「たまごっちブーム」の大きな波に、飲み込まれてしまった。
2,3月前から娘が、「たまごっち」が欲しいと言い出した。
しかし、そんなもの買ってあげる気持ちがなかった私は、
自分でどうにか努力しなさい、と言った。
すると、雑誌の懸賞とかにせっせと応募していた。
懸賞発表まで、毎日のように「たまごっち」を夢見ていた。
しかし、期待の懸賞はハズレてしまい、娘は落ち込んでいた。
かわいい娘の落胆を見ていると、そこまで欲しいのならと、
親バカも顔を出し、おもちゃ屋さんを一緒に探し回った。
ところが、11/23に新しいバージョンが出るために、
どこの店も在庫は品切れであった。
そして、待ちに待った発売前夜。
娘はいつもより早い時間に寝床についた。
朝、早くから並ぶために。
目指すは、「トイザラス」。
300個が入荷する予定らしい。
徹夜組になるほど親バカではないので、
「8時から並びたい」という娘の希望通りに、一緒に並ぶことにした。
結果はいかに。
(つづく)

コメントを残す