不思議なタイミング

昨年ず～とお店に居ついていた猫がいた。
お客さんは、招き猫なの？と言っていた。
（全然違う）マスター談（笑）
しかし、正月の3日間、お店には誰もいなかったからなのか、
4日の朝にお店に来た時に、猫の姿はなかった。
しばらくすると、帰ってくるだろうと誰もが思っていたが、
帰っては来なかった。
お腹がすいて家出したのだろう。
もしかすると、車にはねられたのかもしれない。
悲観的な想像は、寂しくなるし、
ある時から、猫については誰も何も言わなくなっていた。
そして、私はお店の中に新しい部屋を作るために、
外の空間は、材木だらけになり、
猫のために作られていたダンボール箱だけが、
どうにかそのスペースを確保していた。
しかし、部屋作りもようやく先日終了し、
外の空間の掃除にとりかかった。
木屑の掃除も終わり、
ついでにもう50日も帰って来ない猫の寝床であるダンボールも
一緒に処分してしまった。
ところが、今朝お店に着くと、
「にゃ～にゃ～」猫が鳴いている。
まさかね？
スッキーと顔を見合わせた。
どこかで猫が鳴いている。
あの猫だった！

今まで帰ってきた形跡は一度もなかった。
それなのに、寝床を処分した翌日に帰ってくるなんて。
猫は叫んでいた。
「俺の寝床は、どこいった」って。（笑）