「天職」について考える

世の中には、良い言葉のようであって、
人々を悩ます言葉が、たくさんあるように思う。
例えば、「成功」とか「幸せ」という言葉もそう。
そんな言葉のせいで、人々は成功を目指す。
幸せとは、なんぞや?と考え出す。
周りの人との比較が始まり、
そうでない自分を追い詰め始める。
そんな言葉さえなければ、
人々は、毎日をただ心の赴くままに
何かと比べることなく、充実した気持ちで、
生きていくだろうけど。
「幸せ」という言葉を知らないまま
ありのままの幸せで。。。
そして、この天職という言葉も
僕の心にいつも重くのしかかっていた。
僕の「天職」って何だろう?って。
始めに白状しておくけど、
今でも僕は、天職に辿り着いている
という核心には至っていない。(笑)
先日、宮崎に東京ディズニーランドの
オープン当初からの社長(今年6月に退社)が来られた。
ごく小さな講演会(80名ほど)だったけれども、
僕は、その講演会のビデオカメラマンを頼まれた。
え~~?
まじ、まじ??
僕は、子供の運動会の撮影さえ
空と地面しか写っていなくて、
「何を映してんのよ?走る姿写ってないじゃん!」
いつも家族から大ヒンシュクをかっているのに・・・。
なぜ、僕が・・・。
おまけに、その後のDVD編集まで、頼まれた。
そんなことしたことないっちゅ~の。
そんな仕事は、業者の仕事でしょ?
でも、その方のお願いに、
僕は首を横には振れなかった。
「・・・・・・・はい、分かりました。
精一杯頑張りますので、
お願いですから期待だけはしないで下さい。」(冷や汗)
どうでもいい講演会ではなかった。
あの東京ディズニーランドの大社長さんのお話。
この後のこのビデオを誰もが楽しみにしていることだろう。
会場の人はもちろん、
その友人たち・・・たくさんの人々が。。。
誰もが期待していた。
けっこうなプレッシャーだった。(笑)
・・・・・結果的に、
僕なりに満足いく作品に仕上がりました。
良かったです。(*⌒ヮ⌒*)ゞふ~~~~~。
僕は、こんなことがある度、考える。
僕の天職って何だろう?って。
得てして僕の場合、これだ~って方向、
僕がやりた~いってことは、
スムーズにコトは運ばない。
悔しいほどに、挫折しか待っていない。
でも、お願いされることは、
不思議なほどうまく流れていく。
しかしそれは、
僕には出来る!という自信が湧く前に、
いつも走り始めなくてはいけない。。。(苦笑)
いつも恐怖との戦い。
なおさら訳分かんない世界へと
入っていく。(∂Д∂)
そして、
僕はこう思うに至っている。
「天職」とは、天からの頼まれごと。
特定の職業のことではない。
何の職業?と考えるから、
その仕事は見つからない。(僕の場合ね)
天職とは、
好きなことでもなく、
得意なことでもなく、
儲かることでもなく、
ただ僕にお願いされる仕事のこと
だから、
”これが僕の「天職」です!”
とは答えられないけど、
「天職の道」を歩いているんだろうな・・・・
とは思ってます。(笑)
辿りは着かないんだろうね。(爆)

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