大学入試センター試験

土、日は、娘の大学入試(センター試験)があり、

送り迎えをしました。

 

試験会場は、娘が中学校に上がる前まで

住んでいたそばだったこともあり、

懐かしさも感じながらのドライブだった。

 

娘の通う高校は、

ぼくが通っていた高校と同じでもあり、

 

進学校ではあるけど、

ぼくと同様、優秀ではない。

 

 

大学に行く目的に、

大きな志を持っていないことも

ぼくに似ている。(笑)

 

行き帰りの車の中で、たくさんの話をした。

 

あと数か月で親元を離れようとしている娘と

こうやって話せる機会は、あとどのくらいあるだろう?

 

そう考えると、

父親として、考えていることを話したいと思った。

 

いつも冗談ぽく話しているので、

何度も聞いている話かもしれなかった。

 

しかし、

娘は真剣に耳を傾けてくれていた。

 

大学試験に成功し、

一流大学に行き、

一流の会社に勤め、

幸せな「今」を生きているのなら、

同じ道を歩むことを勧めるだろう。

 

しかし、

ぼくの歩んできた道は、

世間的には、落ちこぼれの道だった。

 

大学受験には2度も失敗し、

大学は滑り止めの三流大学、留年もした。

 

就職も失敗し、

中学卒もいる「とび職」が、ぼくの就職先だった。

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しかし、

世間の常識とは裏腹に、

幸せな「今」を生きている実感がある。

 

 

だから、娘にはこう言う。

 

「大学は、行っても行かなくてもいい。

専門学校でもいいし、もう働いてもいいんじゃないか」

 

「どんな道に行っても結局お前は、幸せになるよ。

自分のやりたいことも見つかるし」

 

「だから、周りは気にしなくていい。

自分の信じた道を行けばいいよ」

 

「大学入試の結果なんかで、人生は決まらないよ」

そんな話をした。

 

 

迎えに行った時も

試験の手ごたえなんか聞かなかった。

 

どうせ、出来なかっただろうから。(笑)

 

世の中の大半は、センター試験の結果に

一喜一憂していることだろう。

 

その結果で、

これからの人生が決まったかのように。

 

しかし、

10年後、20年後、

その喜び、悔しさは余裕で逆転する。

 

20数年前の

大学入試で落ち込んでいる自分に出会えたら、

ぼくは、こう言うだろう。

 

『全然心配はいらない。

今は想像もできないだろうけど、

むちゃくちゃ楽しい未来が待ってるから、

安心して歩いていきな』

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娘と定食屋でたわいもない話をしながら、

ご飯を食べて帰った。

 

これが人生で求めていた

最高に幸せな瞬間だと思った。

 

 

 

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