タイ古式マッサージをやっている人は
いつかはタイに行きたいと思っています。
なーちゃんもその一人でした。
サマディーに来てからもう4年目。
タイ古式をやっていると
お客さんから
「タイには行ったことあるの?」
そう聞かれることがあります。
「そこでタイの話をお客さまとしたい」
それが、タイ古式をやっている
セラピストの願いのような気がします。
タイに行ったからといって
それまでやっていた
タイ古式マッサージが格段に
上手になるとは限りません。
さらに
日本でタイ古式を習った人よりも
タイの学校に行った人の方が
上手いとも限りません。
むしろ、
逆のパターンも多いです。
しかし、
タイに行くと何かが変わります。
それは、タイ古式マッサージが
育まれてきたその全てを
五感を通して感じるからです。
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
上手い人に出会う確率は、くじ引きみたいなもの(笑)
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
なーちゃんは、どんなお客さまでも
満足させれる技術力を持っています。
だから、お客さまからのご指名も多いです。
そんな彼女なので
初めてのタイ、
何もかもに期待も大きかったと思います。
特に本場のタイマッサージには
大きな期待があったと思います。
しかし現実は、街中のマッサージ屋さんでは
上手い人には出会えなかったようです。(涙)
ぼくのお気に入りのお店も紹介していました。
そこは上手い人の多いお店なはずなのに
そこでも納得いくタイマッサージは受けれず
「チップを渡したくないほどヒドイものだった」
と笑っていました。
そうなんです。
タイのセラピストはみんな上手か?
と言ったら、
もうそれは発狂したくなるほど
上手じゃない人も多いです。(笑)
上手い人に当たるのは、
ごく稀なんです(笑)
くじ引きみたいな確率。(笑)
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
マイペンライ(気にするな)が、タイの魅力
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
それでも行って良かったと思うのは、
タイそのものを体感するからです。
タイマッサージが育まれてきた
その全てが自分の中に入ってくるからです。
タイの人々と触れあい
タイの食べ物を食べ
タイの湿度、匂いを体感する。
その環境の中で
タイ古式マッサージは
出来上がったものだから。
施術中に他のスタッフと
ぺちゃくちゃ話しながらの施術。
適当な心のこもっていない施術。
痛いだけの施術。
やっちゃいけないタブーを
平気でやるタイ人セラピスト。
そんな適当さもタイ伝統なもの。
マイペンライ(気にするな)
そんな合言葉がタイの日常。
そんな環境で出来上がってきた
タイマッサージ。
そのいい加減さが
タイの魅力なのかもしれません。
マッサージはひどくても
涙がちょちょぎれてしまうほど感動して、
また行きたくなるのが
タイなのだから(笑)
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。