見えざるシナリオ③

僕は、
「人生には、大きな流れがある」という
仮説を持っている。
それは、
人生には、自分の意思(夢、思惑)を超えた
大きな意思(力)が、流れているということ。
その大きな意思の流れは、
本来は、誰の人生にも流れていて、
その流れは、
自分が思い描く夢なんか
遥かに凌駕するほどの世界へと
運んでくれる、というもの。
それは、人生、そして運命は決まっている
というものとは、ちょっと違う。
そして、誰もがその流れに乗っているのか?
と問われれば、「?」だけど、
しかし誰もが、その大きな流れの分岐点には
必ず出逢っているはず、
と思っている。
あくまでもこれは、僕の仮説であるけれども。
ということで、話は続きます。
それからアキードとナビーンちゃんとは、
また会う約束をすることもなく、
それぞれの時間と空間を尊重していた。
それから数日後。
今度は、プーナで一緒に瞑想していた
大阪のおっちゃんにバッタリ出会った。
「あれ~?プーナにいましたよね?
なぜ、こんなところに?」
『あんな、その山の向こうに
”アジズ”っていう聖者がおんねん。
その聖者とサットサン(一緒に瞑想すること)
しにきとんねん。』
「え~??そうなんですか?
こんなところに?初めて聞きました。」
『毎日、夕方4時からやってるんや。
おっそうや、明日一緒に行こうや。
明日ここで、待ってるさかい。』
「・・・・あ・・・はい・・・・」
こんな外れのビーチで、
また見たことある日本人にバッタリ出会った。
ましてや、そのすぐそばに聖者がいたなんて。。。
なんか時空間のよじれの中に
舞い込んだような感覚だった。
もしかして、このために僕は、
このビーチまで辿り着いたんじゃ?
いや、もしかして導かれて
ここに辿り着いちゃったのかも。(笑)
心の中で何やら
胸騒ぎがしていた。
(つづく)

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