逮捕?

僕が向こう岸に渡りたかった一番の理由は、
僕の中にあったイメージの上海の景色が、
向こう岸から見た風景であり、
その風景を見ながら、コーヒータイムと
シャレ込みたかったから。(笑)
この風景を見るために、向こう岸を目指した。

船着場へ着くと、みんな一斉にバイクと自転車を飛ばした。
僕も必死に、その流れに加わった。
しかし、気がつくとみんなが行きたい方向と
僕が目指したい方向は違うらしく、
あっという間に僕は、一人自転車を走らせていた。
河岸のカフェを探しながら、その河岸を黙々と走った。
ところがどこまで行っても、河岸は工事が行なわれていて、
高い塀で防護されていた。
カフェどころか向こうの景色なんか見れやしない。
2~3kmは、走っただろうか。
車からはクラクションを鳴らされっぱなし。
”やばい・・・・・・”
車が多すぎて、反対側へも行けやしない。(交差点もない)
どこまで行っても、塀ばかり。。。
”やばい・・・・ここは走ってはいけない道かもしれない。
でも、このまま前に進むしか・・・道はない・・・”
嫌な予感・・・・・・。
そんな矢先だった。
警備員か警察?
そんな人に、止められた。
そして、自転車のカゴを押さえ込んで、
僕に何か言っている。
何て言っているか分からないけど、
やっぱり、ここは走っては行けない道だったみたいだ。
そのけんまく、ハンパではなかった。
かなり怒っている。
(半分は、中国人特有の表現だろうけど)笑
分かったから・・・・言葉分からないし・・・
そんなに怒鳴らなくても・・・・・・
でも、その人は僕を解放してくれなかった。
さらに、怒涛に捲くし立ててくる。
”やばい・・・・どっか連れて行かれるかもしれない。”
自転車を捕まえて、離そうともしない。
どうなる?(笑)
(つづく)

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