7年ほど前の話ですが、
バンコクの中心を流れるチャオプラヤー川のほとりで
朝食を食べていた時のこと。
通勤で船から降りてくる人たちのほとんどが、
黄色い服を着ていることに気づきました。
その船には、50人近くの人たちが乗っていたのですが、
その中の8~9割の人たちが、黄色い服(Tシャツ、ポロシャツ)を着ている
異様な光景でした。
それを見てぼくは、「スゴイ偶然で、今日はみんな黄色い服着てる」
「タイの人たちは異様に黄色が好きなんだな~」
って、ただ素直にそう思いました。(大きな勘違いでした)笑
それから数日してからその謎が解けました。
この年は、タイのプミポン国王の即位60周年の年でした。
プミポン国王は、タイの人々からとても尊敬されているのです。
だから、国王の誕生日である月曜日の色「黄色」を着ることで、
国民みんなが国王のことを祝福していたのです。
そんな「黄色の服を着る」流行?みたいなことが起こっていたのです。
ぼくもその祝福ムードにのっかり、
マーケットで早速黄色いポロシャツを買って、町を歩いていました。(笑)
自分もタイ人になったようで、とても面白かったです。
その時は町中が、異様なほど黄色一色になっていました。
それからわずか数年後。
その国王派の「黄色」団体と元首相のタクシン派である「赤」団体が激突しました。
空港を占領したり。中心地のデパートを全焼したり。
それはそれは、激しい衝突でした。
ぼくもこの銃撃戦をまぢかで体験しました。めちゃ怖かったです。
国王の下にまとまっていた国民が、2つに分かれ、
死傷者が出るほどぶつかり合いました。
しばらくの間落ち着いていたのに、
双方の激突が、また最近勃発しました。
微笑みの国、裁判も起こらない国と言われるほど、
温厚な人々であったはずなのに、いったいどうしたんでしょう。
今では、黄色の服を着て町を歩いていると、大変な目に遭うかもしれません。
もちろん、赤い服も危険。
バンコクに行く時には、気をつけて下さい。
12月5日は、プミポン国王の86歳の誕生日だったために、
双方はそれを尊重し、争いを休戦しているだけらしいですが、
また始まりそうです。
話しはそれますが、10月頃の朝のニュースで、
今年の正月休みの旅行先の第1位が、なんと「バンコク」でした。
これも数年前には、考えられなかったことです。
第1位のバンコクは、はじめてらしいです。(やったー!)(*^^)v
2位がハワイ、3位がソウル・・・・そんな順位でした。
タイ古式マッサージの広がりと共に、
タイへの旅行者も急上昇しているみたいです。(やったー!)(*^^)v
そんな矢先でのこの激突。
この正月に、初めてタイに行かれる方も多いかもしれません。
微笑みの国のままであって欲しい、と切に願うこの頃です。
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