おぐらのチキン南蛮

我ら宮崎人は、歯がゆい思いをしていた。
それは、宮崎には名物が無かったこと。
福岡のように、ラーメン、明太子といった
名物が欲しかった。
めちゃくちゃ羨ましかった。
宮崎名物といったら、「冷汁」(ひやじる)だった。
何?
冷汁?
僕らもあまり食べないのに、何で冷汁???
歯がゆい思いをしていた。
でも、東国原知事のお陰で、
「チキン南蛮」、「地鶏」は、
宮崎名物になった。
僕らは、チキン南蛮、地鶏大好き。
番組で、知事が言っていた。
『宮崎人は、朝、昼、晩、チキン南蛮でもOKなんですよ。』
それを聞いたゲストも
「そりゃ~ないですよ。」
と突っ込んでいたけど、
それでも真顔で
『ホントですよ』と言い返してたけど、
さすがに信じていなかった。
でも、僕らはそのくらい好き。
知事は決して大袈裟ではなかった。
我が家の今日の晩御飯は、チキン南蛮だった。
ご飯は、炊いて
近くの弁当屋さんで、おかずのみの予定だった。
いや待てよ。
おぐらのチキン南蛮もお持ち帰り弁当が
あったはず。
お持ち帰りしたことないけど、
”おぐら”のチキン南蛮食べたいな~。
いっそのこと
おぐらまで、買いに行っちゃう?
我が家の会議は、
いっきに盛り上がった。
その勢いのまま、娘と2人で買いに行った。
さすがだね。
おぐらのチキン南蛮は最高!
いつもハッピーな気分にしてくれる。
おぐらに行くといつも思う。
親子連れの家族が多いけど、
その親たちも子供の頃、
ここ連れてきてもらって
とても幸せだったのだろう。
だから子供のために
連れて来ているようであって、
実は、親自身がここに来ると、
幸せな記憶が蘇ってくるんじゃ
ないかな~って。
それは、自分がそうだから。。。
そして、その連鎖は、
その子供たちが親になった時も、
繰り返されていくんだろうな~と思う。
にじみ出るような幸せな空気が、
家族の幸せな縮図が、
いつもそこにはある。
子供の頃食べた記憶の味が
昔と変わらず、そのままそこにはある。
そして、その味が、幸せの味。
それって凄いことですよね。
それを食べたら、幸せになるって。
おぐらさんがやってのけた仕事って、
素敵で偉大なことだな~って思う。
僕も、そんな仕事をのこしたいな。(*´∇`*)

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