自然には逆らわない

毎回、旅に出掛けると、
たくさんの学びがある。
今回の旅で、ズシンときた学びがこれだった。
「ありのままを受け入れる。自然にはそのまま従う。」
というもの。
特に最終日には、それを学んだ。
朝、チェックアウトの際、頼んでいたバックがフロントに届かず、
1時間あまりバッグが行方不明に。
その日のスケジュールも、かなりあったのに早くも足止め。
次に船に乗る予定だったが、定刻を過ぎていたために
諦めていたが、船着場には船が待っていた。
それで、小雨の中、”ラッキー”と走っていったら、
先頭の者が船の甲板に足を掛けたところで滑り落ち、
川の流れで船も揺れ、船と停泊留めに足を挟まれ怪我し、
ホテルの病室に運び込まれる。
(幸い、骨には異常がなく、胸をなでおろす)
昼間はゆっくり過ごす事に予定を変更し、
夕方から残り時間を再び行動開始。
すると目的地に着く直前に、土砂降り。さらに雷。
再び前には進めず、1時間ほどティータイムをすることに。
ところが雨は止むどころか益々ひどくなり、
街中はひざ下ほどの大洪水になっていて、
人々は裸足でひざまで濡れながら、歩いていた。
車は大渋滞。
何度もバンコクには行っているものの初めての光景だった。
目の前には、陰の気がたちこめていた。
こんな時、無理しちゃいけない。
自然に逆らっちゃいけない。
前に進むのは、止めようと思った。
タクシーは使えず、BTS(モノレール)で、もう帰ろうと思ったら、
駅も大混乱。。。
天気も荒れていたが、先を急ぐ人々も荒れていた。
運よく乗れたBTSも、スタッフの一人が気分が悪くなり、
最悪の状況に陥った。
前日の夜も、ナイトクルージングに乗る予定だったが、
急きょキャンセルしたし、
後で振り返ったら、「水」がキーワードになっていた気がする。
嫌な予感がしたので、予定より早めに空港へ向った。
案の定、街中は渋滞のパニックだったため、
高速道路も大渋滞。
耐え忍ぶしかない時間だった。
そして、どうにかこうにか安堵の帰国の途についた。。。
* 前日、買った高価な陶器も送る前にすでに割れていたが、
怒るのではなく、そのまま受け入れよう、
これでいいのだと納得した。(*´∇`*)
- 後日談 -
今回は、スタッフみんなと初めての仕入れを兼ねた慰安旅行だった。
波乱にみちながらも、充実した旅だった。
それは、帰国後のスタッフのエネルギッシュな顔からもうかがえる。
店内では、さらに来年の慰安旅行の話で盛り上がっている。(笑)
それぞれに、何かを掴んだ旅だったんではないだろうか、と
私は喜んでいる。

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