サマディーでは、タイ古式マッサージのメニューが、
30分コースからあります。
1時間コースもありますが、1時間コースをお願いすると、
「1時間で何ができるの?」と嫌な顔をされたことが何度もあります。
それは、お客様から頂いたお金が、そのまま歩合としてお給料に反映されるので、
どうせやるなら、長いコースを受けてもらって、
そのままお給料に反映したいから・・・
そんな理由もあると思います。
もちろん、2時間受けてもらった方が、きっちりほぐしてあげれて、
満足させてあげれる、という思いも当然あると思います。
タイ・マッサージは、2時間が主流であり、
足を念入りにやることから始まり、ある程度の時間配分が決まっていて、
仰向けから始まって、うつぶせになる時間、
最後の座位になる時間もある程度の目安で成り立っています。
タイで、こんなこともありました。
1時間コースをお願いすると、
仰向けの足から始まり、両足が終わっった段階で、
「はい、これで終わり」となったことがありました。
こちらとしては1時間で、
背中、肩もお願いしていたので、
仰向けの足だけで終わって、
「まじで?」
かなりの消化不良、欲求不満を感じました。
ぼくがタイ古式マッサージを宮崎で始めた時、
もう12年以上も前の話ですが、
当初30分コースは、ほとんど足だけの施術でした。
「タイ古式マッサージは、足中心のマッサージで・・・・」
そんな話もしていたと思います。
しかし、
肩こりでの症状等で来られたお客さまにとっては、
タイ古式のプログラムなど知ったことではなく、
肩こりの辛さを解消して欲しいわけで、
お客様のイライラを感じながら、
「これではいけない」と思いました。
ぼく自身のタイでの消化不良の経験も
大きな転機となった気がします。
どんな状況であれ、
お客様の要望にできる限り応えていく。
結果を出していく。
ということに、こだわってやってきました。
もちろん、それは「タイ古式マッサージで結果を出す」です。
宮崎は、のんびりした町ですが、
のんびりとマッサージに時間とお金をかける人は少ないです。
2時間コースを受ける人など、都会の10分の1もいないでしょう。
都会には、今では3時間コースもあると聞きます。
宮崎では、ありえません。(笑)
その当時は、「タイ古式マッサージ」というものを誰も知りませんでした。
そんな中で、このマッサージのファンを増やしていくことが、
ぼくへの至上命令だったのかもしれません。(笑)
今、思えば・・・なのですが、
ぼくがタイ古式を黙々とやり続けてきて、
力がついてきたのは、この30分コースのお陰だったのかもしれない
と思うのです。
長くなりそうなので、
また来週続きを書きたいと思いますが、
「30分で結果を出す」
このことが、ぼくを含め、サマディーのスタッフの
成長の原点なのかもしれません。
(来週へ続く)
週刊!マスターの「タイ古式マッサージ」
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