旅というタイトルはよく使う。
私にとって「旅」とは、心揺さぶられるキーワードなのであろう。
私がタイ古式マッサージを教えている人が、急にタイへ飛び立った。
会社を辞めようとしていたら、長期の休暇を頂いたみたいだ。
前から行きたかったアンコールワット(カンボジア)を周り、
マッサージを学び始め、タイへの憧れが膨らみ、
今回はバンコク・ワットポーでさらに勉強するという3週間ほどの一人旅。
そして無事帰国して、昨日からまた私の講習を再開した。
人は、海外という言葉も習慣も環境も違う国に降り立った時、
日本そのままの自分では対応できないことを悟る。
そこで、生き抜いていくためには、勇気を振り絞って前へ出る精神と、
生き抜くぞという生命力の喚起が必要であり、
カラを破らなければ、前へは進めない。
ひと皮もふた皮も剥け、キラキラと輝いて帰ってきた彼女が昨日いた。
ハプニングもなく、ではなく、
予定通り、筋書き通りの悪戦苦闘、ハプニングだらけの旅は、
時間が経つほどに、味わい深いご褒美に思えてきているみたいだ。
壁を乗り越えたからこそのたくさんの出会い、経験を頂いてきたみたいだ。
ハプニングを避けることを考えるのではなく、
ハプニングは起こるものだ、と開き直って楽しむべし
。(by マスター)
「チャオプラヤー川を眺めながら、舟を待っている朝の時間が、
とっても幸せでした。」
というその彼女の言葉で、私もバンコクにいた。
「分かる。分かる。」
何故か私のバンコクの風景もそこにある。
めちゃ汚い川なんだけど、何故か私を感慨深く酔わせてくれる。

ありがたいな~。
タイを思う時、私の心は、感謝でいっぱいになり、感極まってくる。

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