なぜか、そこに・・・

お店の電気の一部に切り替えスイッチをつけたくて、
・・・電気配線をこうすれば・・・
ずっと考えていた。
こうやって、プラスとマイナスを
こうすれば、きっとできるはず。
あ~すれば・・・こうすれば・・・
ずっと考えていた。
イメージではなんとかなりそうな気はしていたが、
肝心な詰めの部分の配線がよく分からない。
そこで、ハンズマンに行き、
部品を買いつつ、定員さんに教えを乞う。
「・・・電気の状況はこんな感じ。
それに、こう配線して、ここにスイッチを持ってきて・・・・」
一生懸命説明した。
しかし、定員さんもよく分からないみたい。
どう説明すればいいか分からないみたい。
そこで、違う店舗にまで電話を掛けてくれた。
でも、分からない。
そんなやり取りをしている時、
それをそばで見ている人がいた。
というより、
色々と質問攻めで食い下がっているぼくを
誰かがずっと見ている視線が、さっきから妙に気になっていた。
その方角に目をやる。
すると、何か言いたげな人と目が合う。
目が合うや否や、
「それ難しいよ」
開口一番その人は言った。
「この前、私もそんな電気工事をやろうとしたんだけどできなくて、
結局、友達の電気屋さんに頼んだんだよね」
「まずね、その手に持っているスイッチではできないよ」
『えっ?じゃ~どれを使えば・・・・』
ぼくは、質問の矛先をお店の定員さんから
身も知らない初めて会ったその人にシフトチェンジする。
するとその人も、
しょうがね~か乗っかった船だ、と腹を決めた様子。
色々説明をしてくれ始めた。
先日、電気工事を見ていて、そのやり方が分かったそうだ。
「じゃ~こっちへおいで・・・」
スイッチ部品のある電気コーナーへと連れて行かれる。
すると、そこに、
その方の家の電気工事をした友人がいた。
「えっ?うそ???」
ホント偶然だったみたい。
「お~ちょうどよかった。彼が色々配線を聞きたいんだって」
ありえない展開だった。
さらにそこにいたのは、電気工事のプロ4人だった。
その4人が、ぼくの話を一所懸命聞いてくれた。
どうすればいいか4人が知恵をしぼってくれた。
ありえない展開だった。

さらに、その後。
ぼくは、ヤマダ電機へ行った。
ここに行ったのは、動画制作で、
どうもうまくいかない、納得できないことがあって、
新しいソフトを買わないといけないのかな~
と思っての来店だった。
もう2週間もその問題と格闘していた。
ヤマダ電機で、定員さんをつかまえて、
また色々と質問攻めにする。
「・・・最高画質でビデオファイルにすると
4.5Gになるのに、DVDにおとしたら、
2.7Gになっちゃう・・・画像が落ちる・・・なぜ?」
ぼくの場合、誰かに習ったわけでもなく我流なので、
基本も分かっていない、専門用語も分からない。
だから、どう質問すればいいのかも分からない。
だから
定員さんもどう説明すればいいか分からない。
すると、また視界に何か言いたげな人がいた。
目が合うと、ニヤっとした。
「それはね。
・・・DVDの規格が720×480だからだよ」
初めて会う人。
ぼくの訳わからない質問に次から次に答えてくれる。
その答えが、なぜかよく分かる。
霧の中のモヤモヤが晴れていった。
『だからか~。そうか~。そうか~」
問題を抱え、どうにかしたいぼくに
答えを教えてくれる人が、
なぜかそこにいた。
問題を抱えていると、
その答えが、どこからともなくやってくる。
その答えが、ある時目の前に現れる。
それは、偶然出会った人からか、
偶然手に取った本の片隅にか、
偶然見ていたテレビからか。
不思議だね。
おもしろいね。(^^♪
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