縁のある町

人は、縁のある場所に導かれる。
その場所に惹かれたことはなくても、
なぜかその場所へ辿り着いている。
その時は、何も気づかなくても、
あとあとその謎が解け、鳥肌が立ったりするものだ。
「蒲田」という町に惹かれたことはない。
昔、「蒲田行進曲」という映画かドラマがあったような記憶はあるが、
見たこともない。
今回、タイ古式マッサージの講習会をするにあたり、
友人から紹介された会場の一つがここにあっただけ。
そして、たまたまのご縁で、この会場に決まった。
会場を決めた帰り、
たまたまそこにあった「蒲田八幡神社」で手を合わせ、
「3ヶ月後、また来ます」とあいさつをした。
そして、あっという間に3ヶ月が過ぎ、
2日間の楽しい講習会が終わった。
東京のみならず、
全国から仲間たちが集まってくれた。
縁のある場所に、縁のある仲間たちが集まってくれ、
ぼくは大きな愛に包まれた。
みんなと別れ、ぼくは一人、
「蒲田八幡神社」へと向かった。
「・・・・・ありがとうございました」
ぼくは深々と頭を下げた。

3ヶ月前、満開だった桜は、
青々しい葉に変わっていた。
「ありがとう。また来るよ」
ぼくは、蒲田を後にした。
宮崎に帰ってきた日、
とても懐かしい友人から電話がかかってきた。
彼女の名前は、まゆみさん。
ぼくの人生において、サマディーの歴史において、
キーパーソンの一人。
あの時、偶然、彼女が現れなかったら、
今のサマディーはなかったかもしれない。
2005年の12月のブログにその時の話を書いてある。
彼女が現れたのは、その3年前だから、2002年の12月のこと。

http://sukhi.exblog.jp/2896957/
(3度目の冬)

彼女は、横浜から宮崎に嫁いで来ていた。
横浜では、フットリフレを仕事でしていたが、
宮崎でもそんな仕事をしたくて、
求人もしていないサマディーに飛び込みで来られた。
そして、4~5年前になるだろうか、
ご主人と鎌倉にお店を出すことを夢見て、
横浜の方に帰っていった。
そんな彼女から突然の電話。。。
”・・・・・・どうしたんだろう?”
彼女は、興奮気味でこう話し始めた。
「私ね、昨日急に思い出して、
サマディーさんのホームページを見たんですよ。
するとね、マスターが?・・・・蒲田で?セミナー?
私たち今、蒲田でお店をしてるんです。
それも、そのセミナー会場のすぐそばで。。。」
『えっ~~~~?まじ?まじ?まじ?』[#IMAGE|S5#] 鳥肌が立った。[#IMAGE|S42#] さらに、恐ろしかったのは、
そんなこともつゆ知らなかったのに、
ぼくは3ヶ月後、またその会場で、
セミナーをするべく予約して帰ってきていた。
「3ヶ月後、また行くから・・・・・」
人は縁のある場所で、縁のある人と出会う。
そんな奇跡があるから、人生はおもしろい![#IMAGE|S12#]

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