恐れる心を恐れるな

今、ぼくは少々脱力感のまま
パソコンに向かっている。
無事、東京でのタイ古式マッサージ・2日間の講習会を終えた。
参加者のほとんどが、会ったこともない人たちだった。
「ぼくのタイ・マッサージが通用するのか？」
参加者のほとんどがぼくのＤＶＤを購入してくれた人たち。
すべての人が、タイ古式マッサージ・セラピスト。
中には、独立開業している人だっている。
ということは、素人ではなく、みんながプロの方々。
東京の人たちだけでなく、
群馬から新潟からわざわざ東京の講習会場まで来てくれた。
「恐れる心を恐れるな」
東京入りする数日前、そんな言葉を聞いた。
誰も未来のことなど分からない。
だからこそ、その見えない未来に、心がビビる。
でも、その先が見てみたい。
行ってみたい。
恐がる自分を越えていきたい。
そこに待っていたものは、鬼ではなかった。
あたたかい仲間たちだった。[#IMAGE|S12#] 初めて会ったのに、ぼくをあたたかく迎えてくれた。
「お会いしたかったです」
そう言ってくれる方もいた。
胸いっぱいになってしまった。
自分が進むべき道に、恐れるものなど何もない。
「恐れる心を恐れるな」
初めて会って、わずか2日間を共に過ごしただけなのに、
みんなと笑顔で「また会おうね」と別れ、
心にポッカリ穴が開いた。
全力を出し切った脱力感とともに、
少々センチメンタルにもなっている。
ちょうど11年前の今頃、
タイ古式マッサージの認定書をもらい、
バンコクの街の喧騒を離れたカフェで、
一人静かに、
自分自身と乾杯をしたことを思い出した。
よくここまでがんばってきたかもしれないね。
今日は一人静かに、
またあの時のように、
自分自身と乾杯しよう。
「よくがんばったな、自分！」
への乾杯と
ぼくをここまで支えてくれた全ての存在に、
ありがとうを伝えたい。
『ありがとう、みんな』
じゃ・・・・出掛けてきます。（笑）[#IMAGE|S68#]