福岡講習会場との不思議なご縁

今回のタイ古式の講習会の会場の
西公園「舞鶴館」(ぶがくかん)という場所。

実は、このお仕事をする前にご縁のあった
人生の分岐点として
とても大きな意味のある場所だったのです。

そんな話、少々お付き合いください。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

当時のぼくは、何が好きなのかさえ分からなかった。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

1999年の7月のこと。

イギリスのストーンヘンジを
見に行くためだけに、会社を辞めました。
(このことは、先週ちょこっと触れました)

2週間足らずのイギリスの旅から
帰ってきたぼくでしたが、

出発前の予定では、
その後、しっかり就職活動して
働くつもりでいました。

ところが、
そのまま就職活動することに
少し躊躇し始めたのです。

それは、
働きたくなかったわけではなく

もう年齢的にも30歳になっていたし
家族もいたし

次に働く会社が、
一生の仕事になるかもしれない
と感じていたことと

であるならば
「好きな仕事に就きたい」

しかし、その時の自分は
何が好きなのか?
どんな仕事がやりたいのかすら
まったく分からなかったのです。

そんな思いと焦りが
心の中に渦巻いていて
働き始めることを躊躇してしたのです。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

自分の心の声に、耳を傾けたかった

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

その時
ぼくが最も欲していたものは「時間」でした。

とにかくゆっくり考える時間が
欲しかったのです。

毎日の忙しさに流されていきながら
生きるのではなく、

自分とゆっくり向き合う時間が
欲しかったのです。

そんな状況の中
突然、心の中に浮き上がってきたのが
「インドに行く」
という選択でした。(笑)

なぜインドだったのか?(笑)

詳しくは、
著書「自由への旅」を
ご参照ください。(笑)

http://amzn.to/1101nxx

 

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

『素晴らしい未来が待ってるぞ!楽しんで来い!!』

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

そのインド出発、一週間前に
ある友人に誘われ、
あるセミナーに参加しました。

そのセミナーは、
「意識の力は無限大」みたいな
「エネルギーワーク」みたいな題材のものでした。

当時としては珍しい内容のセミナーでしたが
それよりも楽しそうに遊んでいるように
仕事をしているその講師の生き方に
大きな衝撃と共感を受けました。

「こんな生き方もあるんだ。
遊んでいるように楽しく働く。

旅をしながら働く?
誰よりも講師が楽しんでいる。(笑)
ぼくもこんな生き方、憧れるな~」

その講師に
「ぼくのこれからの未来は、
何も見えず、真っ暗闇ですが
来週からインドに無期限で行ってきます」
と話すと
こう言ってくれました。

『心配するな。
素晴らしい未来が待ってるぞ!
楽しんで来い!!』と。

その言葉が、
どれだけ励みになったことか。

そのインド出発一週間前に
衝撃と共感、憧れと励み
を頂いたセミナー。

そのセミナー会場が、
今回タイ古式の講習会をさせてもらった
福岡「西公園」の舞鶴館だったのです。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

この会場で、
ぼくは「自分の憧れる人生」を知った

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

あれから15年以上の時が流れ
福岡でタイ古式マッサージの講習会を
やりたいと思った時、

真っ先に浮かんだのはこの会場でした。

ところが、
ご利用規約を読んでみると
ぼくには借りれない禁止事項が
含まれていたのです。

なので、
他の会場を色々と探しました。

しかし、
どこも貸してくれる会場はありませんでした。

そこで
ダメもとで、「舞鶴館」(今回の会場)
へ電話しました。

正直にすべてをお話ししました。

すると
「いいですよ」と快諾を頂いたのです。

縁が巡り巡って円となった瞬間でした。

この会場が、待ってくれていたのです。

それで、
今回でもう5回目の講習会でした。

あの時からぼくが歩いてきた道で
得てきたこと、頂いたものを
この会場でお返ししているのです。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

ぼくとの出会いで、人生に何らかの化学変化を

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

インドに行く前、この会場で出会った
その講師は、当時35歳でした。

兄貴みたいに
慕っていた憧れの人でした。

ところが、
ぼくがインドから帰ってきた5年後に
41歳という若さでこの世を去りました。

「人は何のために生きるのか?」

ぼくはインドに行く前
こう思っていました。

「自分の心にふたをしながら
細く長く生きたって、そこに喜びはない。

いつ死んだっていい。
自分の心に正直に生きていきたい。
短い人生でもいい。
濃く深く心のままに人生を楽しみたい」って。

そんな思いでインドに行く
覚悟をしたからなのか
その直前に
自分の憧れるような生き方をしている人に
出会ったのかもしれません。

あの講師から松明(たいまつ)に
火の灯を頂きました。

その火を人々の心に灯すために。

ぼくはよく言います。

「タイ古式マッサージを教えたいのではない。
いつまでもこれにしがみつくつもりもサラサラない。
だから、ぼくのタイ古式に企業秘密はない。
だから、すべてを公開しているのです」と。

ぼくが伝えたい核心は、

『その人がその人らしく生きていく楽しい人生。
ぼくとの出会いが、
その人本来の道へとつながる
そのきっかけになればうれしい」と。

これからもぼくは
そんな道を歩いていきます。

感謝!!

 

 

 

コメントを残す