一枚の絵ハガキ

7月というのは、僕にとって
新しい何かが始まる月。
会社を辞めて行ったストーンヘンジ。
サマディーを始めたのもそう。
そして、タイ古式マッサージに出会ったのも。
初めてタイに渡ったのは、2001年の7月初め。
ちょうど10年前のこと。
タイ古式マッサージが
何なのかも知らないまま単身タイに渡った。
その頃の僕は、生きていくためにがむしゃらで
必死だったんだと思う。
そんな僕に神様は、「タイに惹かれる」
というプレゼントを差し出してくれたんだと思う。
・・・・あの時、タイに行かなければ・・・・
と考えると、ゾッとしてしまう。
どう考えたって、
この10年間は「タイのお陰」と言わざるを得ない。
3年ほど前だったか、
一通の絵ハガキが、押入れの中から出てきた。
その初めて行ったタイから、
スッキーに送ったハガキだった。
そのハガキを読んで、僕は愕然とした。
そんなハガキを出した記憶は全くなかった。
でも、それを読むと書いたような気もしてきた。
ハガキを読みながら蘇ってきた記憶では、
初めてのタイは、
僕をめちゃくちゃハッピーにしてくれていたということ。
そして、愕然としたことは、
冗談半分で書いていた内容が、
その後、5年以内に全て叶っていたということだった。

ハガキには、こう書かれていた。
  『・・・今回は、僕のわがままを許してくれてありがとう。
   ・・・・タイ式マッサージすら知らずにタイに来たけど、
  これは面白いことになりそうな気がする。
  そして、今度は家族で来たいね。
  バリ島もいいらしいよ。ネパールにも惹かれるね。
  雑貨もちょっと買って帰ろうかなって思っている。
  雑貨屋さんもできると面白いね。』
僕らは、まだアパートの一室でサマディーをやっていた頃だった。
海外旅行など、あと数年は行けないだろうと思っていて、
旅の資金もどうにか工面してのタイだった。
書いた内容は、夢というより、楽しいタイで
ただ思いついたことを書き殴った程度のものだった。
前置きが長くなったけど、
こんな話を先日の第一期生の修了式の時、
卒業する生徒さん達にお話した。
一枚の白紙の絵ハガキを添えて。
そして、よかったら僕に送って下さいと。
でも、僕の話、うまく伝わらなかったみたい。
誰からも送られてこない。(苦笑)
イメージできることは、現実になりうる。
それが魂の望みであれば、確実に形になる。
そのイメージを1人ではなく2人ですれば、
もっと現実になる。
それは冗談だとしても、
楽しい思いは、いいエネルギーとなって現れる。
さらに、
生徒さんに伝えたかったことは、
その未来、僕も一緒にイメージしたい。
5年後、そんな未来を描いていたことを笑いたい。
叶ったとしても叶わなかったとしても大いなる実験。
遊び心で人生を遊びたい。
自分の心と向き合い、解放すること。
それを書くこと。
そして切手を貼って発信すること。
すると何者かがそれをキャッチする。

そんな感じなんだったんだけどな~。[#IMAGE|S3#] 人生は、無常。
あの時には戻れない。
だから、しょうがないか。
そう思いつつも書いちゃいました。[#IMAGE|S6#] ま~誰も見てくれてないかもしれないけど、
話の未熟さを反省しつつ、
マスターの独り言でした。(笑)

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