ゆすの木

高岡の山あいに、
「ゆすの木」というオシャレなカフェがある。
http://yusunoki.jp/
そこで、東京ディズニーランドの元社長さん（福島さん）を
囲んで、小さな食事会があった。
元とは言っても、創業時から数年前まで、
20数年間も勤めてきた社長さんだから、
最もエキサイティングな時期をまとめてきた方だ。
その会で、僕の仕事は、
その様子をビデオカメラに収めて、
編集してＤＶＤにする、というお役目だった。
「頼まれることの中に、その人の才能が眠っている。」
とは言われるが、
こればかりは、そうは思えない。（笑）
でも、精一杯全力でやらせてもらい、
一週間かけて、やっとＤＶＤも完成させました。
その作業の中で、
これは役得だったな、と思ったことが一つありまして、
それは、福島さんの言葉を何度も何度もリピートで
見ることが出来たということ。
いいお話をいっぱいされてました。
それを今日は、一つ二つシェアしたいと思います。

まず、「桃太郎」のお話。
桃太郎の話には、
なぜ、「犬」と「猿」と「キジ」が出てくると思いますか？
とクイズを投げかけてこられた。
ここには、人間が生きていくために必要な要素が、
関係しているんだそうだ。
答えを書こうと思ったけど、（笑）
数日考えてみて下さい。
犬は、「・・・」
猿は、「・・・」
キジは、「・・・」
答えは、全て漢字一文字です。[#IMAGE|S6#] そして、もう一つ。
少人数のお食事会だったため、
予定にはなかった一人一人スピーチの時間が始まった。
そして、僕はこういうスピーチをした。
「ディズニーランドといったら、日本では一番人気のある所。
そこの社長さんだから、日本一の社長さん。
規模がデカイ。社員はおろかスケールは何もかもデカイ。
そんな社長さんなのに、こんな田舎のこんな小さな会に
喜んで来てくれることが信じられない。
でもそれは、
小さなものさえも大事にされ、
一粒のお米さえ大事にされている心のようなものを感じました。」
そんなことを僕は言った。
すると、それについて
福島さんは、こう返答して下さった。
まさか返答されるとは思ってもみなかったし、
さらにその答えに、また僕は感動した。
（つづく）