タイの光と陰①

ドォ~ン!!!
それは、もの凄い爆音だった。
100mも離れていない交差点付近で、
車から白煙が上がっていた。
そして、炎上した。
仕入れで高まっていたテンションに、
ひと息入れたくて、コーヒーショップに入った。
そして、誰もいない外のテラスに
腰を下ろした時だった。
目の前で爆発が起こった。
慌てて定員さんが、僕を呼びに来た。
「早く中に入って!」
そして、シャッターを閉め始めた。
この店の閉店時間は、22時。
この時、まだ18時半を回ったとこだった。
シャッターが下りた店内で、
この後、爆音を3度聞いた。
裏口から逃げていく人々。
テレビでも見ているかのような光景だった。
僕も裏口から一緒に出た。
・・・バンバン・・・・バン・・・バンバン・・
あまり離れていない場所で、
銃撃戦まで始まっているようだった。
”やっべ~ばい。
こんなところでまで?
・・・・・・・今日は、素直に帰ろう。”
僕は、そう思った。
運試しするような場面ではなかった。(笑)
バンコク滞在、
4日目のことだった。
(つづく)

コメントを残す