小鳥の助け合い

昨日、面白い光景を見た。
車で道路を走っていると、
小鳥が数羽、
数メートル先の道路の上で
パタパタと動いているのが見えた。
そのままの勢いで走っていくと、
小鳥をひきそうだったので、
徐行した。
ところが、直前になっても
1羽だけ逃げなかったので、
2ｍほど手前で緊急停車した。
すると、車が止まったのを確認するかのように、
その1羽のもとに、3羽ほどの小鳥が戻ってきた。
どうもその1羽は、
アスファルトの切れ目か何かに、
足が挟まって、取れないで、
アタフタしているように見えた。
そして、その光景は、
その1羽を助けるために、
残りの小鳥たちが戻ってきたようにしか
見えなかった。
”あんた何してんのよ？
早く逃げるわよ。”
ぬかるみにはまった人を、
脇を抱え込んで、引っ張り出すように、
小鳥たちは、足の抜けない仲間を
そんな風に助け出しているように見えた。
それは、わずか3秒足らずの光景だったけど、
小鳥たちのドラマを見た気がした。
何とも微笑ましい気持ちになった
光景でした。