見えざるシナリオ~最終話~

インドのゴアの外れにある
「アランボービーチ」で、僕が出会った日本人は
3人だけだった。
その3人が、10年後の今、
みんな宮崎に移り住んでいる。
それは、僕とは全く関係ないところで、
それぞれが選択した全く偶然の未来像。
はて?
何が起こっている?
僕らの意思では、理解できないところで、
大いなる意思は、動いている。
そこには、何らかの計画『見えざるシナリオ』が、
隠されているのかもしれない。
それは、僕があの時みたビジョンと
何か関係があるのかもしれない。
久しぶりに会った3人は、イキイキと生きていた。
それはまるで、ゴアのビーチで遊んでいるかのように。
僕は、何を力んでいたのだろう?
何をがんばっていたのだろう?
しょせん、一人の力など小さいものさ。
僕らは、大いなる力と共に生きている。
大いなる流れよ。
頼むぜ。
そのシナリオ通りに、
僕らを運んでくれよ。
そのシナリオが、
「みんなが幸せになる」
あなたの意思であるならば,
僕はこの命、喜んで任せるぜ!
といいつつも、
僕は毎日を精一杯
生きていくだけでござる。(笑)
(完)

どこまでも続く白い砂浜。
アランボービーチは、危険地帯ではなかった。
大きな愛に包まれたビーチだった。[#IMAGE|S16#]

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