15年越しの恩返し

15年前の1999年の10月下旬、

ちょうど今頃だった。

 

ぼくは、家族を連れて、

インドに降り立った。

 

目指すは、

インドのプーナというところにあるらしい

「OSHO(オショウ)コミューン」というアシュラムだった。

 

当時、そこは

世界最大の瞑想・ヒーリングセンターだった。

 

世界中から人生の探究者たちが、

多い時で、5,000人ほどが集まって来ていた。

 

そこで、ゆっくりした時間を過ごし、

自分とじっくり向き合えば、

「自分が何をやりたいか」

自分の進むべき道が見えてくるかもしれない。

 

そんな期待を胸に、そこを目指した。

 

 

ところが、

初めてのインド、

 

さらには、

まったく旅慣れていなかった僕にとっては、

「恐怖の塊」でしかなかった。

 

インド9

 

「OSHOコミューンにはどうやって行けばいいのか?」

分からず来たインドだったが、

運よく3日目にそこに辿り着くことができた。

 

さらにところが、

目指す場所に着いたのはいいが、

 

英語も話せない僕にとって、

これからどうすればいいのか?

何もかもが、前途多難だった。

 

 

そんな途方に暮れている時、

タクシーが目の前に止まり、

一人の旅人が降りてきた。

 

 

恐怖でいっぱいで、

パニック寸前だったぼくらに

その旅人は、声を掛けてきた。

 

「あんたら大丈夫か?

そんなとこで何しとんねん?」

それが、アタサとの出会いだった。

 

 

彼のお陰で、

ぼくらはインドで生き抜く術(すべ)を

身につけれた。

 

 

あの時、あのタイミングで、

彼に出会っていなければ、

 

その後のインド・・・・

どうなっていたか?

考えるだけで、恐ろしい。(笑)

 

 

タイミングが、1日ずれていたら、

いや1時間ずれていただけでも、

出会いは、起こらなかったかもしれない。

 

 

彼との逸話は、

著書「自由への旅」に

他にも書いてます。
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このアシュラムで、

ボディワークと出会い、

ぼくの新たな道が始まった。
(そこにも様々なドラマがあったけど)

 

 

その流れで、

今、僕はタイ古式マッサージをしている。

 

 

また今は、

全国各地で、講習会をされてもらっている。

 

それは、

YouTube動画の影響も大きいと思う。

 

 

その動画のBGMとして、

曲を提供してくれたのが、

彼「アタサ」なのである。

 

 

インドの片隅で偶然出会った

あのタイミングが、

奇跡の始まりだった。

 

あれからちょうど15年が経った。

 

今回、彼を高知・四万十川から

宮崎に呼び、

2ヶ所でコンサートを開催することができました。

 

ずっと引っかかっていた

あの時の恩返しを

15年の時を経て、

実現することができました。

 

 

人の縁は、さまざまな形で広がっていく。

人との出会いは、不思議に満ちている。

 

 

その出会いは、一方的ではなく、

双方にとって、意味のある出会いなのである。

 

 

それを楽しみながら、

それをありがたく感じながら、

生きていきたいと思います。

 

感謝!

 

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