7月1日は運命の日【タイ古式マッサージ】

今日は7月1日。

この日を迎えると、思い出すことがあります。

 

それは、13年前の(2001年)7月1日に初めて、タイに行ったこと。

「タイ古式マッサージ」を学ぶために、

バンコクに向かい、到着した日です。

 

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その一年前に、夫婦で「サマディー」を始めました。

インド式オイルマッサージのお店という

宮崎で初めてのリラクゼーションのお店でした。

 

うまくいく保証も自信も何もなかったけど、

ぼくには、それしかなかったから、

それをやるしかなかった。

 

ところが、

男性であるぼくに、オイルマッサージの

お客さんはなかなかついてくれませんでした。

 

 

長い間、もがきました。

 

そこで、服を着たまま施術ができるようにと、

関西まで指圧の勉強に行く決心をしたのです。

 

でも、わずか2度通っただけで、

ぼくの心は「もう行きたくない」と

わがままを言い始めたのです。

 

登校拒否みたいな心境になりました。(笑)

 

切羽詰まった心で、決断した関西への勉強だったのに。

ぼくのために、妻は高いお金を払ってくれたのに。

 

 

そんな矢先、たまたま入った本屋さんで、

開いた雑誌の片隅に、それは載っていたのです。

 

何の雑誌だったのかは覚えていません。

雑誌の中ほどの、白黒のページでした。

 

ページの8分の1ほどのスペースでした。

そこには、小さな写真と一緒に、

こう書かれていました。

「タイ古式マッサージ取得ツアー」

 

それを見た瞬間、

ぼくの心は、強烈に惹かれ始めたのです。

 

そのマッサージ、受けたこともなければ、

見たこともないのに、

何の根拠のないのに惹かれたのです。

 

まだインターネットもそんなに

普及していなかったので、

何も分かりませんでした。

 

何も分からないのに、

その惹かれ始めた心を

もう止めることは出来ませんでした。

 

 

3度目の関西での勉強の日が、

7月1日でした。

 

まさにその日、

ぼくは関西を通り越し、バンコクへ向かったのです。

 

このお金も妻が、どうにか工面してくれたものでした。

最後の大勝負だったかもしれません。

 

あとあと、

こんなに大きなものになる何かが、

待っていることも知らずに、

ぼくはバンコクに降り立ったのです。

 

あれはまさに、運命の日でした。

 

感情を押し殺し、指圧の勉強へ行くか

 

それとも

ワクワクしたこの心を信じ

調べようのない未知の世界へと飛び込むか

 

人生は常に選択の連続です。

 

あの選択が、

こんなに大きな差になることなど

想像もできませんでした。

 

だから、人生は面白いのかもしれませんね。

 

7月1日は、

人生の大きなターニングポイントでした。

 

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