サワディー・チャ～ォ♪

日本に帰ってきた。
たった１週間なのに、随分久しぶりの気がした。
日本はとっても寒く感じた。
サワディー・チャ～ォ♪（こんにちは）
今までも聞いていたはずの言葉なのに、知らなかった。
チェンマイ地方の方言。（標準語は、サワディー・カー）
とっても響きが心地いい。
バンコク、チェンマイに行ったことのある人の多くからは、
「チェンマイの方が好きだな～」とよく聞く。
しかし、僕は常々、
「甲乙つけがたいほど、どっちもいい」と言っている。
しかし、最近、チェンマイを離れる時、
僕の心は、切ないほど締め付けられている。
サワディー・チャ～ォ♪
また来たいけど、こんな思いは嫌だ。
飛行機の中で、ずっと考えていた。
すると、出会った人々の笑顔が浮かんできた。
　どうしてそんな笑顔ができるの？
　また会えるかな～？
　とってもとってもありがとう。
　もう会えない？
ありがたくって、切なくて、とっても切なくて、
涙がひとり溢れてきた。
もうこんな思いは嫌だ。。。
苦しくって、苦しくって、嬉し涙ではない。
ただただ切なくって。。。
５年前だったか、娘と初めてチェンマイに来た時、
ある公園で遊んでいると、突然泣き出した。
「どうしたの？」と聞くと、
「ここの公園にまた連れて来てね。。。」と言った。
そんなこともふと思い出した。
娘も何かを感じていたのかもしれない。
決してキレイな町だとは言えない。
落ち着く町だとも言えない。
住みたいとも思わない。
でも・・・・・。でも・・・・・。
僕は学んでいるのだと思う。
一期一会の尊さを。
無常な時の流れというものを。
縁のあるこの町で。
縁のある人々に出会って。
サワディー・チャ～ォ♪
この響きに惹かれて、
僕はまたチェンマイに行くのかもしれない。
感謝してもしきれないほどの切なさを求めて。。。