朝8時半にホテルを出発して、戸隠神社を目指した。
講習に参加してくれた2人が、ナビゲートしてくれることになった。
温かいコーヒーまで準備してくれていた。
Thank you! Let’s Go!!
地元の人が連れて行ってくれることほど
ありがたいことはない。
地元の人ならではのマイナーな話がとても貴重だ。
一人旅だったなら素通りしてしまうこともたくさんある。
高速道路で立ち寄ったこの場所にも寄ることもなかったであろう。
「姨捨(おばすて)」というパーキング。
あの日本むかし話で見たことがある「おばすて山」(別名:うばすて山)
のお話の場所だという。
あの話は、実話なんだという。
小さい頃、土曜日夜7時から見ていた
「日本むかし話」のこのお話の映像がフィードバックしてきた。
なぜかよく覚えている。
あのお話は、実話だったのか・・・
複雑な思いが交錯する。
そんなこと・・・・ホントにあったのか?
・・・・たぶん、あったのだろう・・・・・・
つらかっただろうな~。。。
この場所は、とても眺めがいい。
夜は夜景がめちゃキレイで、カップルたちのデートコースにもなっているのだという。
時代の流れというものは、皮肉なものである。
むかし光はなく、老婆は暗闇の中で、寒さと飢えと寂しさで震えていただろう。
しかし、今はその場所で、町明かりを見ながら、若者たちは愛を語っている。
日本むかし話のどこか知らない場所のお話と思っていた場所に、
ぼくは立っていた。
(つづく)
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