タイ・ツアーに思うこと

私が、一番最初に「タイ・マッサージ」を教えた人から
『チェンマイへ連れて行って欲しい』と申し入れがあった。
一番目に教えた人だから、「一番弟子」?となるのかもしれないが、
(本人は、寝言のように言っている。私はそうは思っていないが)笑
しかし、家族を養うため他の仕事をしながらも、彼のマッサージへの思い入れには、
頭が下がる思いである。
オーシャンドーム店がオープンする時には、必ず彼の姿がある。
(休みの日は、全てドームでマッサージをしている)
癒しブームの中にあり、
たくさんの人がマッサージに興味を持つ中において、
どれだけの人が、本当にそれを喜びとして仕事としてできるのか?
私は彼ほど、マッサージをしてあげる事をこよなく愛している人を知らない。
家族があることもあり、そちらに進む冒険は出来ないでいたが、
彼は夢を諦めることなく今に至っていた。
そして、先日、よそよそしい雰囲気で遊びにやってきて、そう切り出した。
どうも様子を見ていると、奥さんのプッシュが随所随所に見てとれた。
口には出さない旦那の熱い思いに、痺れを切らしたのか?
目の前でも、「私が毎日働くから・・・・」とか「やりたい時にやらんといつやる?」
と、お店に来て、決断したはずの彼にさらにゲキを飛ばす。
(こんな奥さんを持つ者は、とっても幸せだ。
男の成功は、奥さんが握っているような気がする。(笑)
私も聞いたこともある数年前の光景を見ているようだった。)
家族がいる男には、新しい挑戦は途方もない責任感とプレッシャーが重くのしかかる。
オーシャンドームでも、後から来た者がチェンマイで学んで帰って来るたび、
彼の目は、さらなる闘志で光っていた。
(”あの人はチェンマイに行ってから、急に上手くなったな~。
俺もいつかは行きたいな~。悔しいな~。”って。
口に出して、その声を聞いたことはないが、彼を見てればすぐ分かった。)笑
そして、その時はやって来たのだろう。
今回は、彼のスケジュールだけを考慮に、急きょ予定を組むことにした。
本当に望むその人生をつかんで欲しいと、心からそう願う。
その道に進みたいと渇望する者が、諦めることなく進む道には
どんな未来が待っているのだろうか?
私は、彼に最初会った時からその未来が楽しみであった。
あれから5年の歳月が流れた。。。
そして今、確実に一歩一歩、その未来は近づいてきている。。。

コメントを残す