タイのプミポン国王が、先週退院したというニュースが流れてきました。
4年近く入院されていたようですね。
タイの国王は、とても大きな存在です。
とても尊敬されていて、タイ人はみんな大好きです。
初めてタイに行った時、
「国王の悪口だけは言ってはいけない。冗談で言っても、ひどい目に遭うよ」
そう言われたことを思い出します。
それから、たくさんのタイの友人に出会ってきましたが、
形式的に国王を尊敬しているわけではなく、
心の底から尊敬している偉大な国王であることがわかりました。
国王のお陰で、平和で笑顔あふれる国であり続けられる、
そう言っても過言ではないほどに。
ところがここ数年で、タイの情勢に変化が起きています。
一部の団体が国際空港を占領したり、
バンコク中心にある「セントラルワールドセンター」を全焼させる暴動があったり。
ちょうど国王が、体調を崩されて入院されていた時期と重なります。
今まで通りの生活を求める国王派の「黄色派」と
経済発展を目論む政治上層部派の「赤派」の争いです。
今まで国王の圧倒的な存在感で、この国を治めてきたけど、
国王の体力的な衰えと、経済的な世界の流れにより、
タイも変化の時を迎えようとしています。
「国王が亡くなったら、どうなってしまうのだろう?」
能天気なタイ人も表には出さないまでも、
心の中ではみんながそう思っていると言います。
国王が元気なうちは、まだ平和なタイのままでしょう。
いつまでも笑顔あふれる国であって欲しいと願います。
でも、きっと「微笑みの国」という代名詞は、
変わることなく続いていくでしょう。
タイのお札に印刷された国王
週刊メルマガ!マスターの「タイ古式マッサージ」より
http://archive.mag2.com/0001602312/index.html(登録無料)
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。